続いて、面談4要素の3つ目、
「エピソードを集める」です。
どんな?って感じかもしれませんが、
集めるべきエピソードは、
「感情を伴うエピソード」です。
「こういうことを言ってくれたら勝ち。」
というエピソードを事前に見つけて、
たくさん集めておくことで、
そこに向かって質問をしていく。ということが
成約に向かっていくために必要なことであり、
セールスが苦手な人が上手になるための一番の肝になります。
どうやってそのエピソードを言ってもらうのかを想像して、
そこに向かって質問を組み立てていきましょう。
血液検査の結果を見て、数値が悪いものがあった時、
感情は伴いますか?
人によってはまぁいいや。となり、放置しますね。
ですが、その数値を改善しないと、
仕事ができなくなる、死に至る。
などの事象があるのであれば
仕事がしたい、死にたくないので、
治療に行きますよね。
上記の例のように、
問題そのものに感情が伴うわけではなく、問題の向こう側に感情が伴うのです。
感情が伴うことで、人は欲求を感じます。
なので、行動につながっていきます。
まとめると、
問題=感情は伴わない=行動には繋がらない
エピソード=感情が伴う=行動に繋がる
ということになります。
なので、エピソードが大事なのです。
エピソードはお客様に聞かないとわかりません。
なので、セールスの記録を取ってエピソードだけをストックしましょう。
ここで2種類の集めるべきエピソードがあります。
■問題のエピソード(マイナス)
今抱えている問題がより大きくなったら?
放置しておくとどうなるのか?
■理想の未来のエピソード(プラス)
問題が解決した時にどんなものが得られるのか?
マイナスとプラスの落差が大きくなればなるほど、
そこから逃れたい。という欲求が生まれます。
要するに問題解決したいという気持ちが生まれるので、成約に至りやすくなります。
この落差を利用するのは、面談だけではなく、
プレゼンテーションや、
テキストベースになったセールスレターでも同じです。
つまり、セールスの基本の一つ。と言えるでしょう。
面談ではお客様の口からポロッと出ますよね。
そうすると、感情がブワッと脳内に広がります。
これはみなさんもご経験があるのではないでしょうか?
これはマイナスでもプラスでも両方同じことです。
この状況になると、欲求が増大するので、
お客様が自分自身で問題解決に向かっていきます。
プレゼンテーションの場合は、自分の口でポロッと、、、
は不可能になるので、マイナスとプラスのエピソードを繰り返し、
何回も当てていきましょう。
数を当てて、感情を振り、欲求を増幅させていきます。
レターもプレゼンテーションと同じように、
自分の口でポロッと、、は不可能なので、
「こんなお悩みありませんか?」と、
お悩みを提示し、解決後の未来を提示することで、
この落差を生み出しています。
マイナスとプラスに揺さぶられることで、
欲求が増大されると、解決したい!逃げたい!が大きくなるので、
解決策を探そうとするわけです。
そこから提案をしていきます。
聞く耳を持っていただける状態で、商品の説明をする。ということです。