Lesson5 5.既存リストで案件獲得する

ここからは既存リストを活用して、
案件獲得していく方法を見ていきましょう。

対象となる人

片っ端から声をかけても仕方ありませんので、
シンプルにこんな人がおすすめですよ〜というものを
ピックアップしたいと思います。

事業をされている方

一番シンプルでかつ、わかりやすいですね。
なかなかこの人がいないなーという方も多いかもしれません。

事業をされている方と知り合いの人

ちょっと遠回りをすることにはなりますが、
事業をされている方の周りにいる方にコンタクトを取る、
というのも、紹介につながる場合がありますので、有効です。

顔が広い人(保険屋さんなど)

意外とここを忘れがちなのでは、と仮説立てするのですが、
顔が広い人も十分対象となり得ます。

ちなみに平原は保険屋さん関係もそこそこ多いです。
(横のつながりで案件受注ができるため)

昔勤めていた会社

実は、これで案件獲得している人が意外と多いんです。

良い辞め方をしているのであれば、
確かに関係はかなり構築されていますよね。

ここに挙げたものはあくまでも一例ではありますが、
既存リスト活用を考えると
非常に大事なポイントですので、
ぜひ取り入れてみてください。

なお、このターゲットを間違えると、
否定的な反応をもらうことになります。
なので、十分注意して選びましょう。

既存リストへの連絡のポイント

既存リストへの連絡内容については、
その方との関係値に左右されますので、
言い回しなどはみなさんの送りやすい形が良いでしょう。

内容のポイントをまとめましたので、
下記のポイントに沿ってまとめてみてください。

1.押し売りしない

これ始めたので、買ってください!!
この金額でやるからいらない?
みたいな形は避けましょう。

とりあえず実績ほしくてさ!
なんていうのは言語道断です。

2.提案ベースのスタンスで

押し売りしないならどうするか、ですが、
提案ベースでやる。ということになります。

こんなの始めたんだけど、役に立てることはない?とか、
こんなの始めたんだけど、周りで必要としている人はいない?など

あくまでも提案であることをスタンスとしていきましょう。

お知らせだよー!くらいの感覚でも良いでしょう。

3.内容とメリットを伝える

自分のサービスが
どんなもので
使ってもらえると、
どんなメリットがあるのか
を明確に伝えましょう。

そもそもWEBデザイナーって何?って方、
非常に多いです。

4.特別な何かを用意する

わざわざご依頼いただけたり、
わざわざご紹介いただけるのであれば、
特別な何かを用意して差し上げましょう。

特に、紹介を依頼する場合は、
自分が紹介したことで、相手にこんなメリットが提供できる
という部分があると、
人は紹介してくれやすくなります。

一番シンプルなものは友人割引ですが、
割引よりもプラスワン思考がおすすめです。

割引をする場合は、必ず基準を作り説明してください。
(例:今回の紹介に限るなど)

そのループから抜け出せなくなる恐れがあります。

5.返信でお礼を伝える

もし返信をいただけたのであれば、お礼はしっかり伝えましょう。

既存リスト活用時の注意点

ここでは主にお金のことについて扱います。

1.無料は絶対NG

たまに無料で受けた!という方がいらっしゃいますが、
友人の方であっても必ずお代をいただいてください。

プロとしての仕事に無料はありません。

2.契約書はきちんと作る

意外と盲点ですが、契約書はきちんと用意しましょう。

友人案件だからこそ、良い関係を継続したいもの。

一つのトラブルでこの先ずっと断絶、
なんていうこともあり得ますので、
お互いがお互いに良い関係を築くためにも
契約書は用意しましょう。

3.信用しない

友達を信用しないなんて!と言われることがあるんですが、
信用しないのは、「支払い」です。

この人なら支払ってくれるだろう。は幻想です。

必ず、支払い→着金するまで気を抜かずに進めてください。

4.さっと引く

押し売りに近いものがありますが、
もし断られた場合でも、さっと引きましょう。

追いかけすぎると、しつこい人、となり、
信用残高が減ってしまいます。

課題

既存リスト向けの提案文を作成しましょう。

スプレッドシートの専用シート、
「Lesson5-既存リスト」タブの記入欄に記入し、
Chatworkで講師に添削を依頼してください。

例文

平原が実際に既存リスト向けにバックエンドオファーを行った時の文章を特別に公開します。
(弊社、クライアントワークに強みがあるので、この文章でも良い反応がかなり多かったです)

【ご案内】サイトバックアップ定額サービスについて 
〇〇様 
ご無沙汰しております。
以前サイト制作でお世話になりました平原でございます。
今年1月に法人化し、株式会社office base groupとして出発をいたしました。
あれからご状況いかがでしょうか?

突然ではございますが、今回、サイトのバックアップのご提案でご連絡させていただきました。
サイトのバックアップは取っていらっしゃいますでしょうか?
バックアップを取っておくことで、 
・サイトを万が一壊してしまっても、データ取得時点の復元ができる 
・ウイルス等の対策にも有効
などのメリットがございます。 

また、中にはサイトを消してしまったケースも一部あり、その際にバックアップデータがあることで速やかに対処することが可能です。 
制作時点では、リスクを考慮し、最大限の対策は行っておりますが、バックアップデータだけは別途作業が必要となります。 
もちろん〇〇様ご自身で行っていただいても構いませんが、定期的にバックアップを取ることは非常にめんどくさいかと思います。笑 

そこで弊社では、新たにサイトバックアップの定額サービスの提供を開始させていただくことといたしました。 
サービス内容といたしまして、 
・毎月サイトからバックアップデータの取得 
・弊社サーバーにバックアップサイトの設立とデータ更新
のWバックアップ体制を敷き、安心の体制を構築いたします。 

お値段も、1サイトあたり月額・〇〇円(税込)と、
なるべくご負担にならないよう努力させていただきます。
(お支払い方法:カードもしくは銀行振込) 

また、今回ご契約いただいた場合、特典として、 
・サイトの復旧作業費用:通常50,000円→無料 
を付帯させていただきます。 

詳細は添付画像もご参照いただけますと幸いです。 
ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。 
どうぞよろしくお願いいたします。

最後に平原の実例をもう一つご紹介します。

フリーランスになってすぐの頃、飲食店でバイトをしていた友人から、フライヤーの制作を依頼されたことがあります。無料で。頼まれ方も「友達なんだから」っていうコテコテのやつです。ですが、それに関してはバッサリ断りました。理由はいくつかあるのですが、一番大きい理由は、デザインはタダでは受けない。と決めていたからです。その後、今度は添削を頼まれました。(これはざっくりだけ受けましたが、、)結構当時まで長いこと仲良くしていた友人でしたが、この辺りで突如、関係が切れました。今思うと、あの対応でよかったです。今も続いていれば疲弊もしますし、逆に泣かせるほど詰めてたかも、、笑

結論、「ま、そんなもんだよね」って思っています。
今の方が良い仲間や友人がいますし、幸せです。

長い目でみる、という視点も大事ですね!

上部へスクロール